甘酒の効果・効能
甘酒の効果・効能といえば、まずは疲労回復効果です。
江戸時代には、夏の飲み物で“栄養ドリンク”として飲まれていました。
エアコンや扇風機がない時代に、夏バテで老人や病人が多く亡くなっていたと考えられます。
人々は甘酒の疲労回復や体力回復の効果を知り、夏バテ防止のために飲んでいたのです。
甘酒には健康維持に必要な栄養素が含まれているため、疲労回復にはとても効果があり即効性があります。
また、驚くべき美肌効果もあると言われています。
原料である麹には、シミや美白に効果的なコウジ酸が豊富に含まれています。
コウジ酸がメラニン色素(しみ、そばかすの原因)を作り出している細胞の働きを抑えてくれるのです。
そのため、お酒を醸造している杜氏さんの手は白くてきめ細かいのですね。
麹に由来する食物繊維とオリゴ糖が腸内環境を整えるので、便秘や肌荒れなどを予防・改善、体内の有害物質の排出に役立ちます。この働きにより、甘酒は「ジャパニーズ・ヨーグルト」と呼ばれているほどです。
葉酸が含まれているので、貧血の予防にもなります。
そんな栄養満点の甘酒ですが栄養を丸ごと生かしたい場合は、60℃以上に加熱しないほうが良いそうです。
沸騰させないようにして使いましょう。